こちらのページ以降は勤務医である渡部誠弘が個人運営する勉強会での向上と研鑽を目的としております。症例写真は患者様の了解を得たうえで掲載しております。
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更新:2022年3月29日
投稿:2018年8月8日
まず結論から言います。私は歯の色調に合わせて充填していません。
最近のダイレクトボンディングはデンチン・エナメルなど歯牙構造に合わせてレイヤリングする方法が主流です。これはコンポジットの性能が向上し、色調だけでなく、CR内部の光の屈折までコントロールできるようになったためです。
ですが私の経験上、解剖学的なレイヤリングで成功することは稀です。
多くの先生が患歯の色調および解剖学的形態をいかに再現するかで苦心しています。セミナーで解剖学的形態の再現に重きを置く傾向があるためでしょう。
残念ながら解剖学的形態を再現しようとすればするほど患者さんは離れていきます。