前歯部ダイレクトボンディングの意外な色調選択

まず結論から言います。私は歯の色調に合わせて充填していません。
最近のダイレクトボンディングはデンチン・エナメルなど歯牙構造に合わせてレイヤリングする方法が主流です。これはコンポジットの性能が向上し、色調だけでなく、CR内部の光の屈折までコントロールできるようになったためです。

ですが私の経験上、解剖学的なレイヤリングで成功することは稀です。

多くの先生が患歯の色調および解剖学的形態をいかに再現するかで苦心しています。セミナーで解剖学的形態の再現に重きを置く傾向があるためでしょう。

残念ながら解剖学的形態を再現しようとすればするほど患者さんは離れていきます。

  

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矯正しない正中離開へのアプローチ

正中離開の矯正は一見簡単に思えますが、実は難しい一面があります。
それは後戻りによる矯正の失敗です。
歯牙移動量が少なく、傾斜移動で対応できるため、早期に移動完了できます。場合によっては数日で移動します。

しかし、正中離開は移動した後の対応が肝心です。然るべき保定を行わないと急速にリラップスします。

そのため多くの先生は自然保定を断念し、口蓋側をワイヤーなどで永久固定します。中には連結固定されてしまっているケースもあります。そのような永久固定は果たして合理的と言えるのか、私としては疑問が残ります。

  

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正中離開に対してダイレクトボンディングにて対応したケース

矯正治療において微小な傾斜移動や回転は短期間で結果が出ます。


しかし、欠点もあります。

 

元に戻りやすいのです。

 

 

保定に苦慮した結果、永久固定になることもしばしばです。

 

結果的に施術費用が高額になりやすく、時間もかかります。

 

つまり移動量が少ないケースは費用対効果が低いことが多いです。

 

そのため私はコンポジットレジンで対応できるケースには

 

積極的にダイレクトボンディングをおこなっております。

 

ダイレクトボンディングなら即日で確実に結果を出すことが可能です。

 

 

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